薬
抗甲状腺薬(メルカゾール)…1日1回3錠
症状
- 暑がり、かなり汗をかく
- 動悸、息切れ、息苦しさ
- 脱水症状を起こしやすい
- だるさ、疲れやすさ
- 不眠、過眠の繰り返し
- 吹き出物(ニキビ)ができやすい
- 血圧の上昇
- コレステロール値の低下
- 痩せたり太ったりの繰り返し
- 自律神経失調症
- うっ血性心不全
- ヘルペスができやすい
バセドウ病を発症する前は、かなりの冷え性で寒がりでした。
真夏でも基本的に長袖でしたし、汗もあまりかかず…水分もあまり取ってなかったです。
(これはこれで不健康ですね…💦)
現在は、親がビックリするほど汗をかくし、10分置きくらいに喉が渇きます。
仕事が接客業ということもあり、なかなか水分補給ができず…上がる頃には頭痛や吐き気など、脱水症状ぎみになってしまうこともよくあります。
アトピー持ちで乾燥肌だったのですが、汗をかきやすくなってニキビがかなりできやすくなりました(´;ω;`)
血圧は元々低血圧だからなのか、上昇はしてますが異常なしです。
メルカゾール、チウラジール(プロパジール)は太るの?
抗甲状腺薬は、甲状腺ホルモンを正常に戻すために服用します。
バセドウ病で甲状腺ホルモンが高値になるため、代謝が良くなり、食べても食べてもお腹が空くし痩せていきます。
しかし、抗甲状腺薬で甲状腺ホルモンが正常になれば、エネルギー消費も正常になります。
そのため、バセドウ病の時と同じ量を食べていたらもちろん太ります。
抗甲状腺薬が原因で太るのではなく、食事量のせいで太るのです。
また、治療の過程として、甲状腺機能低下症(橋本病)になるまで内服をすることがあります。
亢進症よりも低下症のほうが体に負担がないため、一旦低下症になるまで内服し、それから抗甲状腺薬の量を減らしていきます。
その場合、甲状腺ホルモン低下症によって代謝が悪くなり一時的に太ることもあります。


私のバセドウ病、橋本病の話
私は、2年半ほど前にかかりつけの病院で甲状腺の腫れを指摘され、血液検査でバセドウ病が発覚しました。
かかりつけの病院は専門ではないし、かなり数値が高かったこともあり専門医を紹介され、現在も通院中です。
バセドウ病って病名は聞いた事あるけど(歌手の綾香さんで知りました)そもそも何なの?って初めは思いましたね…(*_*;
発覚してすぐは数値は高かったけど大して症状もなく、1か月薬を飲み続けて一気に数値も下がり、先生からも『かなり調子よく下がってるから、半年もすれば正常値になるだろう。』とも言われ、『そんなもんか~!良かった~!』と思っていました。
調子よく薬も減っていたのですが(2日に1回1錠まで減ってました)子供の発達障害がわかり、初めての役員でPTAまですることになり、職場は人件費をガッツリ削減し1人1人の負担が増え…偶然にも色んな事が重なり、立ち眩みや息苦しさが続くようになりました。
この時、息苦しさは喘息のせいだと思ってました。
でも、喘息の薬を飲んだり、発作止めの吸入をしてもなかなか落ち着かず…。
精神的なものだろうとしばらく放置していましたが、どんどん悪化していき、精神科へ行くことにしました。
偶然にも精神科の先生が循環器も専門で、過去にバセドウ病の治療もしていたので、『息苦しさ(呼吸音)』『むくみ』を診てすぐに心臓をエコーで見始め…『これ、軽い心不全起こしてるね~』と(゚Д゚;)
喘息だと思って使用していた発作止めのメプチンエアーは心臓に悪いため、心不全を助長させてしまっていました。
バセドウ病が悪化してるだろうから、次の採血日まで待たずに診てもらった方が良いと言われ最短日で採血した所…悪化してました( ;∀;)
喘息持ちは心不全の薬が合わないことと、心不全の原因はバセドウ病ということもあり…メルカゾールの量を増やして様子を見ることになりました。
数値が下がるまで時間かかるし特効薬も使えないため、ちょっとしたことで息苦しくなり、仕事がかなりしんどかったです。
その後も、ストレスや疲れで自律神経失調症にもなり…甲状腺疾患と精神疾患は関係してるそうで、なかなか落ち着きません。
私の場合、一気に悪くなったりするため、一旦甲状腺機能低下症(橋本病)まで数値を下げ、薬を減らしていくのですが…またすぐに数値が上がり、バセドウ病と橋本病を繰り返しています。
現状は、ちょっと動いただけで息苦しくなり、仕事中は常に息切れ状態で、しんどくて早退させてもらうこともしばしば…💦
以前は喘息の発作と勘違いしてましたが、現在は何となく区別できるようになりました。
普通は、1年もすれば安定し、通院日や薬の量が減ってくるそうですが…私は2年半ずっと45日に1回の通院で(最初の数か月は2週に1回でした)、薬の量も増えたり減ったり(/_;)
先生から『そろそろ手術も視野に入れましょうか』と言われました~(´;ω;`)
甲状腺疾患と精神疾患の関係性を研究している先生を紹介して頂き、その先生がいる病院まで行ったことがあります。
その先生によると、『甲状腺疾患が悪化すれば精神疾患を発症し、精神疾患を発症すれば甲状腺疾患が悪化する傾向にある』そうです。
最後に、私の祖父の家系が自己免疫疾患が多く、妹さんは酷い『リウマチ』でしたし、祖父自身も『膠原(こうげん)病』を患っていました。
また、長女は3歳の頃に『川崎病』を発症しています。
両親や兄弟にはいませんが、親族に自己免疫疾患の人がいるとなりやすい素質になるってことを、身を持って実感しています。
私のように、親族に自己免疫疾患をお持ちの方がいて、『最近調子悪いな~』と思っている方がいたら早めに検査をして頂きたいです。