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偏頭痛(片頭痛)とは
片側または両側のこめかみから目のあたりにかけて、脈を打つように(ドクドク、ズキズキ)痛みが生じる頭痛のこと。
偏頭痛が起きると、日常的な運動で頭の位置を変えると痛みが悪化したり、吐き気や嘔吐を伴います。
また、光、音、匂いに敏感になるのが特徴です。
症状は、数時間~3日ほど続きます。
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前兆
偏頭痛には、前兆があるものとないものの2つのタイプがあります。
前兆があるもの
閃輝暗点(せんきあんてん)…目の前にギラギラ・ギザギザしたようなものが見えます。
半盲…視野の一部が欠けたように見えます。
このような症状が出た後、または同時に頭痛が出現します。
前兆がある場合では、同じような症状が2回以上起きると偏頭痛と診断されます。
前兆がないもの
ズキズキとする頭痛が数時間~3日ほど続き、片側あるいは両側のこめかみに痛みがでます。
それに加え、特徴的な症状が出ます。(偏頭痛とは、参照)
このような症状が5回以上起きると、偏頭痛と診断されます。
原因
自律神経の乱れや、女性ホルモンが関わっていて、
- 寝不足または寝すぎ
- ストレスや疲労
- ストレスからの解放
- 大きな音、強い光、強い匂い
- 気圧や気温の変化
- 月経や更年期
- 空腹・飲酒や喫煙
- 人込み
などが原因だと言われています。
また、チョコレート、赤ワイン、チーズ、ハムなど、特定の食べ物で起こる人もいます。
予防
- 偏頭痛が起きた時の環境を記録することで、原因を特定し、避けることができます。
- 規則正しい生活を心がける。
- 誘発食品を避ける。
偏頭痛が起きた時は…
偏頭痛は脳の血管が拡張して起こります。
- 痛む場所を冷やすことで血管を収縮させ、痛みを軽減させることができます。
逆に、入浴などで温めると、血管が拡張し痛みが悪化します。 - 偏頭痛が起きると音や光に敏感になるため、静かな暗い場所で横になりましょう。
- カフェインは血管を収縮させる作用があるため、コーヒーや紅茶などで摂取することも効果的です。
しかし、過剰摂取は頭痛を誘発する可能性があるため、摂り過ぎには注意しましょう。
薬物療法
- 軽いものの場合、主に鎮痛薬が使用されます。
しかし、偏頭痛は吐き気を伴うことも多く、嘔吐により鎮痛薬の吸収が悪くなることがあるため、吐き気止めを一緒に処方されることもあります。 - また、前兆があらわれた時に血管収縮薬を服用することで酷くなる前に抑えることができます。
血管収縮薬を使用する場合、前兆が出た時や頭痛が起きてすぐに服用しないと効果がありません。 - 痛みが激しい、仕事などの都合で症状がでた時にすぐに薬を飲めないなどの場合、毎日服用する予防薬もあります。
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