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アレルギー性鼻炎とは
花粉やハウスダストなどの異物が鼻の粘膜に入り、それを排除しようとする反応が過剰に起こる事。
くしゃみ、透明の鼻水、鼻づまりが主な症状です。
アレルギー性鼻炎には、花粉が原因となる『季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)』と、ハウスダストなどが原因で年間通して起こる『通年性アレルギー性鼻炎』があります。
治療方法
原因となるアレルゲンの除去
- 掃除をこまめにし、じゅうたんやカーペットなどを避けダニ対策をしましょう。
- 帰宅後にうがいや手洗い、洗顔をし、アレルゲンを落としましょう。
- なるべく外に洗濯物は干さないようにしましょう。
- 外出時はマスクをしましょう。
- ストレス、偏食や不規則な生活をすると悪化しやすくなるため、規則正しい生活をしましょう。
抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)
- アレグラ
眠気の出にくい、鼻炎の代表的なお薬です。
原則、1日2回内服する必要があります。 - ザイザル
眠気が出にくく、アレグラよりも効果が強いです。
基本的に1日1回の内服となります。(症状が強い時は2回に増やしても良い) - ビラノア
眠気が出ることがなく、効果も強いです。
1日1回で済みますが、空腹時に内服しなければなりません
上記は私が使用したことのあるものを例として挙げていますが、その他にも沢山ありますので、『眠気がないものが良い』『ツラいから早く抑えたい』など、医師と相談しながら処方してもらって下さい。
また、花粉症の場合、花粉が飛散する前から薬を投与することで、症状発現を遅らせられる上に、飛散時の症状を軽くすることができます。
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アレルギー性結膜炎とは
花粉やハウスダストなどの異物が目の表面に付着し、結膜に炎症を起こす事。
目の充血や、ゴロゴロ感、かゆみ、目やにが多くなる事が主な症状です。
アレルギー性結膜炎にも『季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)』『通年性アレルギー性結膜炎』があります。
また、春から秋にかけて症状が悪化し冬に良くなる…を繰り返す、重症なアレルギー生結膜炎である『春季カタル』というものもあり、結膜にデコボコができます。
5歳頃から発症し、思春期頃に自然と良くなることが多いですが、アトピー性皮膚炎を合併していると治りにくい傾向にあるようです。
治療方法
原因となるアレルゲンの除去
鼻炎の場合とほぼ同じです。
結膜炎の場合、外出時にマスクに加えゴーグルをするのも予防になります。
点眼薬
- 抗アレルギー点眼薬
パタノール、アレジオン、ゼペリン、リボスチンなど。
ほぼ副作用がなく、1日3~4回点眼します。 - ステロイド点眼薬
抗アレルギー点眼薬で治まらない場合、ステロイド点眼薬を併用します。
プレドニン、フルメトロン、リンデロンなど。
医者と相談しながら、回数を減らしていきます。
副作用として、眼圧が上昇し緑内障になる場合があるため、使用している間は定期的に眼圧を検査してもらいましょう。
春季カタルの場合、抗アレルギー点眼薬とステロイド点眼薬に加え、免疫抑制薬(タクロリムスなど)を併用したり、時には手術をする場合もあります。
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